左から日本事務所代表のBjorn Sandberg氏,Q-Cells執行役員兼CEOのAnton milner氏
左から日本事務所代表のBjorn Sandberg氏,Q-Cells執行役員兼CEOのAnton milner氏
[画像のクリックで拡大表示]
記念式典で挨拶するBjorn Sandberg氏
記念式典で挨拶するBjorn Sandberg氏
[画像のクリックで拡大表示]

 ドイツQ-Cells AGは2007年6月27日,東京に駐在員事務所を開設した。東アジアの事務所としては,中国の杭州,香港に次ぐ3番目の拠点となる。ドイツ大使館で開催された記念式典には,1999年の設立から短期間で世界第2位の太陽電池メーカーとなった同社との取り引きを拡大しようと,国内の装置メーカーや部材メーカーが大挙して集まった。

 Q-Cells社は,太陽電池産業の発展には太陽電池のコスト削減が欠かせないとして,今後7年間で40~50%のコスト削減を目指している。「コスト削減の決め手が技術であり,技術を求めて日本に事務所を設立した」(同社 執行役員兼CEOのAnton milner氏)。
 東京事務所は部材の仕入れ業務を主体としながら,部材メーカーや装置メーカーなどと長期的なパートナ・シップを構築して,コスト削減につながる技術を開拓する。現在Q-Cells社は,日本の部材メーカーからペーストやウエーハ材料,ガラスなどを年間数億ユーロの規模で購入しているという。
 東京事務所は当初3人で始める。代表には日本での駐在経験があるBjorn Sandberg氏が就任した。中長期的には同社の太陽電池セルの売り上げを日本市場で伸ばす役割を担う計画である。

この記事を中国語で読む