地上デジタル放送のコピー制御方式(いわゆるコピー・ワンス方式)の見直しなどを議論している総務大臣の諮問機関である情報通信審議会が開催する「デジタル・コンテンツの流通の促進等に関する検討委員会」の第18回会合が6月26日に行われた。

 同委員会は,4月18日に行われた第14回会合で,地デジのコピー制御方式を「デジタル放送チューナーとHDD録画機一体型の端末コピーワンスの番組を受信した場合に,n回限定で1世代のみコピー可」という方針を打ち出している。今回の会合で「n回」の数値が公表されることが期待されたが,同委員会の下部組織として設置された技術検討WGで「技術要件について引き続き検討中」との説明に留まった。