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どの手ブレ補正が効くの? 電通大が成果発表

2007/06/13 13:39
大槻 智洋=日経エレクトロニクス
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図1 レンズの焦点距離が70mmのときの残留手ブレ量
図1 レンズの焦点距離が70mmのときの残留手ブレ量
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図2 レンズの焦点距離が200mmのときの残留手ブレ量
図2 レンズの焦点距離が200mmのときの残留手ブレ量
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図3 手ブレ模擬ステージの外観
図3 手ブレ模擬ステージの外観
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図4 真ん中から左よりの図に,手ブレ補正をオフにした状態での手ブレ変位をプロットした。右の四つの図は,手ブレ補正をオンにしたとき。どのカメラでも手ブレ変位が縮小していることが分かる。撮影時の焦点距離は80mm,シャッター速度は1/10秒。
図4 真ん中から左よりの図に,手ブレ補正をオフにした状態での手ブレ変位をプロットした。右の四つの図は,手ブレ補正をオンにしたとき。どのカメラでも手ブレ変位が縮小していることが分かる。撮影時の焦点距離は80mm,シャッター速度は1/10秒。
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 電気通信大学の西研究室は,4社4機種のデジタル一眼レフ・カメラについて手ブレ補正性能の定量評価結果を発表した。「当研究室が開発した評価技術を商品の差異化に役立ててもらいたい」(電気通信大学 准教授の西一樹氏)。評価した2機種はレンズ駆動式,もう2機種は撮像素子駆動式である。メーカー名や機種名は伏せられているが,製品によって大きな特性差があった。

 具体的には,次の通りである(図1,図2)。
A社製品
 ほぼ全般的に補正効果が優れる
B社およびD社製品
 標準的と考えられる,小さな手ブレに対して補正効果が特に優れる
C社製品
 非常に大きな手ブレには補正効果が高い。

 西研究室は,定量評価のために2007年1月に発表した簡素な評価システムを応用した。実験には,一定の手ブレを繰り返し発生させるため手ブレ模擬ステージを用いた(図3,図4)。このステージはパン軸とチルト軸に対して円運動を描く。どの方向にも一様な手ブレを与えるためだ。

 さらに手ブレ模擬ステージの速度,レンズの焦点距離を変えて,カメラによる手ブレ補正性能の違いを調べた。その結果が図1と図2である。西研究室は,評価システムの測定精度も確認している。焦点距離が200mmの撮影における測定誤差はパン軸とチルト軸とも標準偏差で0.003度だった。

 電通大の西研究室は,今回の評価結果を2007年6月8日に第13回画像センシングシンポジウム(SSII07)で発表した。評価技術に関する相談は,電通大TLOであるキャンパスクリエイトが受け付けている。

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