Tech-On!は無料登録制の技術情報サイトです。ぜひ会員登録してこの記事の全文をお読みください。 Tech-On!無料登録の説明ページ初めてご利用の方:無料会員登録へ登録に関するご質問登録に関するご質問学生の方:無料会員登録へ ログイン・ページに進むIDやパスワードをお忘れの方は…Cookieが使えない状態になっていませんか?
お薦めトピック
- AD -

富士通と東北大,ミリ波を利用する撮像素子用の超低雑音・高利得アンプICを開発

2007/06/08 18:31
峯 里里=日経エレクトロニクス
はてなブックマーク
Facebookでシェアする
Twitterでつぶやく
印刷用ページ
新開発したミリ波撮像素子用増幅回路
新開発したミリ波撮像素子用増幅回路
[クリックすると拡大した画像が開きます]

 富士通と東北大学は,94GHz帯のミリ波を利用する撮像素子(ミリ波撮像素子)に向けたアンプICを開発した(発表資料)。InP HEMTを使ってアンプ回路を構成する。撮像素子からの信号受信器での画像取得時間を,従来比で約1/10に短縮できるという。ITSやセキュリティー,医療用途への応用を想定する。富士通らは新開発のアンプを用いて,94GHzのミリ波撮像素子を試作し,画像の取得に成功した。今後,この技術を適用して,2010年をメドに製品化を目指す。

 ミリ波撮像素子は,物体が放射する熱雑音に含まれるミリ波信号を受信して物体の画像情報を得る。ミリ波信号は微弱なため,アンプ回路には低雑音と高い増幅率が求められる。しかし,従来の技術では,増幅率を高めると回路の動作が不安定になるという課題があった。信号増幅に使う従来のカスコード増幅回路には,安定化のため抵抗が組み入れられていたが,これが雑音の原因になっていた。また,高い増幅率のアンプ回路では,半導体基板内を伝播する不要電波により,最悪の場合発振してしまうという問題があった。

今回は,カスコード増幅回路のトランジスタ間を接続している配線の長さを最適化し,低雑音と安定化の両立を図った。さらに,チップ内部に抵抗層を導入した。これにより,不要電波を除去する。

 今回開発したアンプの雑音指数は3.2dB,増幅率は33dB。これは,ミリ波撮像素子の受信性能に換算すると,画像取得時間を従来の約1/10に短縮できるものと試算している。

新開発したミリ波撮像素子により撮影した画像(左)と光学写真(右)
新開発したミリ波撮像素子により撮影した画像(左)と光学写真(右)
[クリックすると拡大した画像が開きます]
Tech-On!プレミアム

膨大な記事データベースから、必要な記事を検索し、毎月30ページまで閲覧できる有料オンラインサービスです。(詳細はこちら

イプロスの製品トピックス
とても参考になった 0
まあ参考になった 0
ならなかった 0
 投票総数:0
コメントに関する諸注意
(必ずお読みください)



コメントの掲載は編集部がマニュアルで行っておりますので、即時には反映されません。しばらくお待ちください。
記事中に誤りなど,編集部へのご連絡にはフッターのご意見/ご感想・お問い合わせをお使いください。
English
中文