BDP-S300
BDP-S300
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 米Sony Electronics Inc.は,価格が499米ドルと安いBlu-ray Discプレーヤー「BDP-S300」の出荷を米国で開始したと発表した(発表資料)。外観は「2007 International CES」のときに参考出展していた「Sapphire 1」とほぼ同じである(CESの際の記事)。

 HDMI端子を備え,HDMI端子から1920×1080画素のHDTV映像を1秒当たり24コマで出力できる。動画符号化方式はMPEG-2,MPEG4-AVC,VC1に,音声符号化方式は「Dolby Digital Plus」に対応する。HDMI端子のないHDTV映像対応のテレビを持つユーザーのために,1080i対応のアナログ出力端子も備える。

 Blu-rayディスク(BD-ROM),広色域色空間の国際規格xvYCCで符号化されたAVCHD規格のディスク,DVD,DVD+R,DVD+RWディスクに対応する。1080pの映像対応のテレビには,HDMI端子を通じて既存のDVDの映像を1080pで表示できる。CDの再生やDVDディスクに記録されたMP3の音楽ファイル,JPEGの画像も再生可能。

 Sony Electronics社は,Blu-ray Discプレーヤーの初代機「BDP-S1」を既に発売しており(Tech-On!の関連記事1),BDP-S300は廉価版といえる。BDP-S1の現在の価格は799米ドル。2007年には,松下電器産業の子会社である米Panasonic Corp.やパイオニアの米国子会社Pioneer Electronics (USA) Inc.も,廉価なBlu-ray Discプレーヤーを米国で発売している(Tech-On!の関連記事2同3)。