Blu-ray Discレコーダーの購入意向や関心
Blu-ray Discレコーダーの購入意向や関心
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 みずほ情報総研は,次世代光ディスク装置に対する消費者の意識調査の結果を発表した(発表資料)。2006年12月~2007年1月に,10~60代の1万202人を対象に調査した。

 調査によると,Blu-ray Discレコーダーを「今後1~2年以内に購入したい」人は,全体の3.7%とまだ少ない。しかし,「興味はある」とする人は39.4%いる。具体的な購入検討段階ではないが興味はある,という層が多いことがうかがえる。Blu-ray Discプレーヤーを「今後1~2年以内に購入したい」人は3.1%で,レコーダーを購入したい人よりも若干少ない。「興味はある」と答えた人は,全体の35.6%となった。年代別に見ると,レコーダーもプレーヤーも,「1~2年以内に購入したい」とする人は30代が最も多く,5.4%と4.1%となった。「興味がある」と答えた人は,レコーダーでは40代が最も多く44.5%,プレーヤーも同じく40代で39.3%だった。

 Blu-ray Discレコーダーかプレーヤーを「持っている」あるいは「1~2年以内に購入したい」と答えた人を対象に,Blu-ray Discレコーダーの価格に対する意識をたずねたところ,以下のような結果となった。1Tバイト程度のHDD内蔵のBlu-ray Discレコーダーを「これ以上高いと買えない」と感じる価格(最高価格)は約10万円。「次世代DVDならこの価格でもしかたがない」と感じる価格(妥協価格)は,約9.2万円,「高すぎもせず安すぎもしない」と感じる価格(理想価格)は約7.8万円,「これ以上安いと品質などに不安を感じる」価格(最低品質保証価格)は約6.8万円である。これらの傾向から,現状ではBlu-ray Discレコーダーを「高すぎて買えない」と考えている消費者が多いものの,価格が10万円を下回れば普及に弾みがつくとみずほ情報総研は分析する。なお,この価格の分析はPSM(price sensitivity mesurement)分析によるものである。

 次世代光ディスク装置を購入するに当たって重要となる点をたずねる問い(複数回答)に対して,最も回答が多かったのは「画質の良さ」。52.9%の人が回答した。以下,「容量の大きさ」の47.5%,「音質の良さ」の35.9%と続く。品質に関する項目が上位を占めている。また,購入するに当たって最も重要になる点を,単一回答でたずねたところ,最も多い回答は「画質の良さ」(24.2%)だが,次いで多かったのは「普及の状況」(13.7%)。普及の状況を見定めてから,購入を考える層も多いといえる。3番目に多かったのは「機器の価格」で,11.4%だった。

Blu-ray Discレコーダーの価格に対する意識
Blu-ray Discレコーダーの価格に対する意識
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次世代光ディスク装置を購入する際にも最も重要な点
次世代光ディスク装置を購入する際にも最も重要な点
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