松下電器産業の子会社である米Panasonic Corp.は,Blu-ray Discプレーヤの第2弾製品「DMP-BD10A」を2007年6月上旬に米国で発売する(発表資料)。

 市場想定価格は599.95米ドル。2006年9月に発売した「DMP-BD10」の1299.95米ドルに対して半額以下に抑えた(Tech-On!関連記事1)。機能や性能は,前機種とほぼ同様だ。差異点は,前機種ではファームウエアの更新で対応していた高音質規格のDolby TrueHDとDTS-HD High Resolution Audioを標準サポートしていること。製品の外観も前機種と変わるのはロゴ部分のみという。価格を抑え,人気映画タイトル5本を同梱して拡販,普及を狙う。


前機種「DMP-BD10」。新製品もほぼこれと同じ外観という。

 松下電器は,日本市場にはまだBlu-ray Discプレーヤを投入していないものの,パソコン用のBlu-ray Disc記録再生装置を2006年6月に,Blu-ray Disc/HDDレコーダ2機種を同年11月に発売している(Tech-On!関連記事2同3)。国内市場へのプレーヤ投入については「現時点では発売の具体的な計画はない」(松下電器 広報)という。