米NVIDIA Corp.は，2008年会計年度第1四半期（2007年2～４月）の決算を発表した（発表資料）。売上高は対前年同期比23.8％増の8億4428万米ドル，営業利益は同39.1％増の1億4125万米ドル，純利益は同43.7％増の1億3226万米ドルだった。GAAP（会計原則）に基づかない粗利益率は45.4％で，過去最高に達したという。

　ノート・パソコン向けの「GeForce」製品群の売上高は，対前年同期比で71％増加し，過去最高額を記録した。同製品群は5四半期連続で最高額を更新している。「NVIDIA nForce」のMCP（media and communications processor）製品群の売上高は，対前年同期比で25％増加。ワークステーション向け「NVIDIA Quadro」製品群では，新製品「NVIDIA Quadro FX 4600」や「NVIDIA Quadro FX 5600」，「NVIDIA Quadro Plex 1000 Model IV」などの市場投入が貢献して，売上高は対前年同期比で39％増加し，過去最高額となった。

　同社のpresident兼CEOであるJen-Hsun Huang氏は，「今後10年で，パソコンや携帯機器向け，車載向けなどを含むGPUの需要は100億個を超えるだろう。今後もGPU市場のトップ・メーカーを目指す」話した。

《訂正とお詫び》
記事掲載当初，「NVIDIA nForce」のMCPのフルスペルをmulti chip packageとしていましたが，正しくはmedia and communications processorでした。お詫びして訂正します。記事本文は既に訂正済みです。

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