▲通知機能を搭載する新機種(左が1208,右が1650)
 フィンランドNokia Corp.は,充電が完了すると充電器の電源プラグをコンセントから抜くよう通知する携帯電話機を市場投入する(発表資料)。同社によれば,こうした機能を持つ携帯電話機は世界初という。現在,この機能を搭載しているのは第2四半期(2007年4月~6月)中に発売予定の「Nokia 1200」「同1208」「同1650」の3機種だが,今後,同社の製品系列に適用範囲を広げていくとしている。

 Nokia社によれば,携帯電話機を充電器から外しても,充電器がコンセントにつながったままであれば,電力は消費されていくことになるという。同社では環境保護の観点から,こうした無駄な電力消費量を削減するため,普及機と位置づける1200や1208,1650に新機能の搭載を決めた。これら3機種は中国やインド,南米地域といった新興市場での拡販を計画しており,省エネルギー効果が期待される。

 Nokia社では,携帯電話機を接続せずにコンセントにつながったままになった充電器が消費する電力量を,2010年までに現在の50%まで低減する目標を掲げている。