IBMがCellで3Dオンライン・ゲームを実現へ,ブラジルのゲーム・メーカーと共同開発
米IBM Corp.は2007年4月26日(米国時間),マイクロプロセサ「Cell Broadband Engine」を同社のメインフレームに組み込む計画を明らかにした。3次元のバーチャル・リアリティ空間を用いた大規模なオンライン・ゲームに用いるのが目的で,ブラジルのゲーム・ソフトウエア・メーカー「Hoplon Infotainment S.A.」との共同開発になる。実現時期は明らかにしていない。
今回の計画では,数百万人が同時に接続することを想定するメインフレーム機で,Cellをアクセラレータの一種として用いる。仮想空間自体は,Hoplon社が開発中の「bitVerse」というミドルウエアをメインフレーム機で動作させることで実現。Cellは,3次元の仮想空間の中での,重力場中のボールの軌道といった複雑な演算処理を担当する。すでに両社は,メインフレーム機内の演算資源とCell間でのデータのやり取りのアーキテクチャやプログラミング・モデルを開発済みであるという。
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)は,Cellを搭載したゲーム機「プレイステーション 3」向けに,3次元のオンライン・コミュニティ空間を提供するサービス「Home」を2007年秋に始める。IBM社は,SCEIとは異なる完全なサーバー集中型で同様な仮想空間サービスを提供する格好で,同じCellを用いながらもサービスでは競合する可能性が出てきた。


















