W51Hの指紋センサ
W51Hの指紋センサ
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　携帯機器向け指紋センサを開発する米AuthenTec，Inc.は，同社の指紋センサが日立製作所製の携帯電話機「W51H」に採用されたことを明らかにした（発表資料）。

　W51HはKDDIが2007年春商戦に向けて発表した端末（Tech-On!の関連記事）。KDDIとしては初の指紋センサ搭載端末だった。

　AuthenTec社は，電界検知方式の平面型およびスイープ型の指紋センサを手掛ける。AuthenTec社の手法は，指の表皮ではなく内部の真皮から発生する電界を測定することで，指の表面状態によらずに指紋を読み取れることを強みとする。

　搭載された指紋センサは「AES1510」。W51Hでは，指紋センサによるユーザー認証機能のみならず，画面のスクロールなどユーザー・インタフェースとしても使えるように組み込まれている。