日立プラズマパテントライセンシングは2007年4月24日,同社の特許を侵害しているとして韓国LG Electronics, Inc.とその米国子会社であるLG Electronics USA, Inc.を提訴したと発表した(発表資料)。LG Electronics社のPDP製品が,日立プラズマパテントライセンシングが所有する特許7件を侵害しているとして,米国テキサス州東部地区の連邦地方裁判所に,損害賠償に加えて,この特許を使用するLG Electronics社製品の販売の差し止めを訴えている。

 日立プラズマパテントライセンシングは,日立製作所が所有するPDP関連特許の管理や運用を行う企業。同社は,「これまでLG Electronics社と上記の特許を含むPDP関連の特許のライセンスについて交渉を重ねてきたが,同特許の評価について双方の立場の隔たりが大きく,やむなく今回提訴に踏み切った」としている。