英Sony Ericsson Mobile Communications ABは2007年度第1四半期(1~3月)の決算を発表した(発表資料)。売上高は対前年同期比47%増の29億2500万ユーロ,営業利益は同142%増の3億4600万ユーロ,純利益は同133%増の2億5400万ユーロと,大幅な増収増益を達成した。販売台数の大幅な増加が好調な業績に影響したという。

 2007年第1四半期に同社が販売した携帯電話機は対前年同期比64%増の2180万台。同社は,世界市場におけるシェアを前年同期から2ポイント増加させ,8%超まで拡大したと推計している。携帯電話機の平均販売価格は前年同期の149ユーロから134ユーロに下落したが,これは普及価格帯の端末の割合が増えたことによる。

 地域別に見ると,前年同期と比べて最も売上高が伸びたのは欧州・中東・アフリカ地域。対前年同期比55%増の15億9800万ユーロを売り上げた。米州地域は同46%増の3億6500万ユーロ,アジア地域は同35%増の9億6100万ユーロとなった。

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