三菱電機,安全性や機能性を高めたオーダーメード・エレベータを発売
三菱電機は,オーダーメードタイプのエレベータ「NEXCUBE」シリーズの一部機種をモデルチェンジし,2007年4月16日に発売する。モデルチェンジの対象となるのは,定格速度が45〜105m/分で定格積載量が1000〜1800kg(15〜27人乗り)の,機械室がない機種。乗降時の安全性を高める機能や,120m/minと高速で運転できるシステム採用して,機能性と安全性を向上させた。
新機種には,同社製の標準形エレベータ「AXIEZ」シリーズに搭載する「ユニバーサルドアシステム」や「可変速エレベーターシステム」「薄形巻上機」などを適用した。このうちユニバーサルドアシステムは,扉周辺の安全性を高め,乗降時の安全を確保するもの。具体的には(1)出入り口付近の状態を多光軸の赤外線ビームで監視し,乗り降りの最中にドアが閉じようとするのを防ぐ機能 (2)かご内の戸袋付近を赤外線ビームで監視し,ドアが開く際に指や荷物などが引き込まれるのを防止するセンサ ----を搭載。さらに,かごと乗り場の間のすき間を従来の30mmから10mmに狭められるため,乗降時に杖や車いすの車輪がはまり込みにくくなる。
可変速エレベーターシステムは,かごとおもりの質量バランスを利用して,乗車人数に応じて巻き上げ機や制御機器の作用を調整し,エレベータを定格速度以上の速度で走行させるもの。定格速度が90m/minの標準機種の場合,従来は最高速度が105m/minだったが,モデルチェンジ後は,定格速度が105m/minの新機種で,最速120m/minで運転できる。これによって待ち時間と乗車時間を,最大で15%縮められるという。
さらに,薄形の巻き上げ機と制御盤を採用することで,昇降路内の機器を小型化した(図)。巻き上げ機の体積は,従来比で50%。そのほか,エレベータの速度をマイコンで監視し,素早くオーバー・スピードの検出/制動を行う装置を装備。オーバーヘッド寸法やピット寸法の短縮も可能だ。
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