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SII,直径0.95mmの超小型モータを開発

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2007/04/11 16:57
松田 千穂=日経ものづくり
直径が0.95mmの超小型モータ
直径が0.95mmの超小型モータ
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 セイコーインスツル(SII,本社千葉市)は,東京農工大学の古川研究室と共同で,直径が0.95mmの小型モータを開発した。首都大学東京名誉教授の守屋正氏と,東京農工大学大学院技術経営研究科長で教授の古川勇二氏による発明に基づいたもの。開発に当たっては,SIIが腕時計の開発/製造で培った加工技術を応用したという。

 従来の小型モータは,例えば電磁式モータの場合,コイルや磁石の小型化に限界があるため,直径1mm以下にするのが難しい。一方,超音波モータの場合は,圧電素子や与圧機構の配置に工夫が必要で,同じく小型化に限界があった。

 新開発のモータは,超音波モータの一種に分類できる。具体的には,モータ外部に超音波発振源を設置。直径が50μmの金属ワイヤを導波路として使い,先端のコイル状のステータに超音波を伝播して,ステータに接触したシリンダ状のロータを回転させる。従来のモータより構造が単純な上,部品数が少ないため,小型化しやすい。さらに,電気信号をモータ本体に伝えるのではなく,振動を直接モータ本体に伝えて回転させる構造なので,液中での回転も可能だ。腕時計導波路の金属ワイヤには,SIIが機械式腕時計のゼンマイ向けに開発したスプロン材を使用した。

今回開発したものは,ロータ軸を除いた長さが3.6mmで,回転数が2000〜4000rpm。トルクは0.2μN・m以下。今後,モータとしての特性を高め,さまざまな分野への適用を図るという。

連絡先:マイクロメカビジネスユニット MM企画開発部
電 話:043-211-1248
U R L :http://www.sii.co.jp/

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