ドコモ,肉声に近い音質の通話を実現する演算量が少ない音声符号化技術を開発
NTTドコモは,DoCoMo Communication Laboratories USA, Inc.と共同で,既存技術に比べると大幅に少ない演算量で高音質の通話を実現する音声符号化技術を開発し,2007年4月4〜5日に神奈川県パシフィコ横浜で開催されていた「ワイヤレス・テクノロジー・パーク2007」にて紹介した。同社のPDA型携帯端末「hTc Z」に組み込んでデモした。今回開発した技術を使うと,50Hz〜16kHzの帯域の音声を38〜48Kビット/秒のビットレートで送れる。音声の圧縮や伸長に必要な演算量が「既存の技術に比べると半分程度」(同社 総合研究所の菊入圭氏)と軽いのが特徴。携帯電話機のような処理能力が低い機器でも十分利用できるとする。
新開発の技術は,“大きい音量では誤差を感じにくい”という人間の聴覚の特性に基づき,大きい音量の周波数では符号化の精度を最小限に留める一方,小さい音量の周波数ではきめ細かく符号化するといった一般的な手法でデータ量自体を減らしたほか,独自の手法で演算量を減らしたという。
なお,NTTドコモはこの技術について4月3日に報道発表している(発表資料)。
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