住友電工,臨界電流値を180Aに高めたビスマス系高温超電導線のサンプル供給を開始
住友電気工業は,臨界電流値が180Aと高いビスマス系高温超電導線「DI-BSCCO」のサンプル供給を始める。電力ケーブルや変圧器,モータ,発電機,電磁石などの製品において,電力品質やエネルギ効率の向上が見込めるという。今後,2007年6月末を目処に量産体制を整備していく。
同社はこれまで,臨界電流値が150Aの高温超電導線(高電臨界電流仕様)を世界市場向けに販売してきた。2006年1月には臨界電流値が200A級という「世界最高性能」(同社)の高温超電導線を開発。この開発品をベースに,性能改善やコスト低減,量産技術確立などを続け,臨界電流値が180Aの高温超電導線を商品化。サンプル供給までこぎ着けた。
臨界電流値は,超電導状態において流すことができる最大の電流値であり,超電導線の重要な性能指標。電力品質やエネルギ効率の向上にとどまらず,関連製品のコスト削減にもつながると,同社では見ている。


















