日立金属、EPSおよびハイブリッド車用磁石の売上高倍増狙う
日立金属は2007年3月30日、日立グループの自動車関連事業に関する説明会において、自動車用磁石の成長戦略について明らかにした。同社は2007年4月にネオジム磁石業界1位のNEOMAXと合併し、フェライト磁石で築いたグローバル販売網を活用し、ネオジム磁石を拡販していく。
自動車分野では電動パワーステアリング(EPS)用モータ、駆動用モータ、オルタネータの3製品に注力する。同社は、EPS搭載車とハイブリッド車が2005〜2010年にかけて年間平均25%、30%で成長するとみており、この二つの分野の磁石売上高は2006年度の80億円から2010年度には160億円と倍増させることを目指す。160億円の内訳はEPSが2/3、ハイブリッド車が1/3となる見込み。ちなみに市場全体では、2010年度のEPS採用車は1480万台、ハイブリッド車は150万台になるとみている。
なお、ネオジム磁石についてはネオジム自体に加え、特性を高めるための重希土類元素(ジスプロシウムやテルビウム)の価格高騰が顕著になっている。同社では、リサイクル率を高める、高性能磁石を開発して重希土類元素を減らしながら特性を維持するという二つの対策を実行しており、2008年にハイブリッド車に搭載する磁石ではテルビウムを使わない組成も検討しているという。
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