KDDIと沖縄セルラー電話は,auブランドの携帯電話機「W41K」(京セラ製)と「W41SA」(三洋電機製)において,電池パックの充電制御方法がユーザーの使用方法を十分考慮しておらず電池パックが膨らむなどの問題が発生しているとして,充電制御用ソフトウエアを改修し,改善済みのソフトウエアの更新を3月2日から実施すると発表した。

 アプリケーションを使いながら充電したり,短時間で充電を繰り返したりすると,電池が高温状態で充放電するため,電池が膨れるなど劣化が早まる恐れがある。それを防ぐため,ユーザーの使い勝手を損なわない程度で高温下での充放電を抑制するように充電制御方法を見直したとしている。両機種とも三洋電機製の電池パックを使用している。

 対象となる台数は,W41Kが21万4683台で,W41SAが42万1207台の合計63万5890台。ソフトウエアの更新は,無線ネットワークを利用したau専用のソフトウエア更新機能「ケータイアップデート」を利用する。膨張した電池パックについては,安全性に問題はないが,電池の膨れが気になるなどの希望者には無償交換に応じるという。