フィンランドNokia Corp.と独Siemens Networks GmbH & Co. KG とNECの3社は,W-CDMA方式の無線通信事業における提携に合意したと発表した(発表資料)。

 Siemens Networks社の無線基地とNECのW-CDMA基地局および無線ネットワーク制御装置へのサポートと開発で提携する。これまでSiemens Networks社とNECは合弁会社である英Mobisphere社を通して通信事業での提携を行ってきた。しかし,Nokia社と独Siemens AGが2007年第1四半期に,両社の通信インフラ部門を統合した合弁会社「Nokia Siemens Networks」の設立を予定しているため(Tech-On!の関連記事),Mobisphere社はNokia Siemens Networks設立後,Nokia Siemens NetworksとNECの合弁会社として提携を続けるという。

 W-CDMA方式の基地局に対するサポートと開発だけでなく,Nokia社,Siemens Networks社,NECの3社は,第3世代の通話方式W-CDMA通信事業でも提携を強化する。また,第3世代を超えた通信技術LTE(long term evolution)などにおいての提携の可能性を探るという。