ビデオ・カメラ市場におけるHD映像対応機の割合
ビデオ・カメラ市場におけるHD映像対応機の割合
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記録媒体別のビデオ・カメラの割合
記録媒体別のビデオ・カメラの割合
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デジタル・カメラ市場における1眼レフ機の割合
デジタル・カメラ市場における1眼レフ機の割合
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 調査会社のシード・プランニングは,ビデオ・カメラとデジタル・カメラのHD映像対応や記録媒体の動向などに関する調査結果を発表した(発表資料)。ビデオ・カメラとデジタル・カメラのメーカーへのヒアリングなどによって調査した。

 調査によると,国内における2006年のHD映像対応のビデオ・カメラの割合は17%。現在はソニー,キヤノン,松下電器産業などがHD映像に対応した機種を販売しているが,2007年には日立製作所や東芝などもHD映像対応機の市場に参入することが予想されるという。2007年においてHD映像対応機の占める割合は,半数近くになると見る。2011年には国内のビデオ・カメラ全体の8割以上がHD画質対応になるという。

 ビデオ・カメラを記録媒体別に見ると,2004年以降,DVDとHDDを記録媒体とするビデオ・カメラが増加している。2006年は,DVDを記録媒体とするビデオ・カメラが41%,HDDを記録媒体とするビデオ・カメラが21%を占める。記録媒体がDVDとHDDのビデオ・カメラの合計は2006年以降半数を超え,2008年以降は約9割を占めると予測する。

 このほか,デジタル・カメラ市場における一眼レフ機の割合が,2006年に台数ベースで8%,金額ベースで25%以上になると予測している。2006年にはソニー,松下電器産業がこの市場に参入し,キヤノンやニコン,ペンタックスも新機種を投入した。今後もデジタル一眼レフ機の割合は増加し,2011年には台数ベースで全体の16%を占める見通しだという。