狭山精密工業,コアレス・モータの事業拡大で関連12モデルを投入
シチズン時計の連結子会社である狭山精密工業(本社埼玉県狭山市)は,エンコーダ,遊星ギヤヘッドなどの新製品12モデルを2007年2月初旬から順次発売する。コアレス・モータ関連製品の品ぞろえを拡充することで同社は,同事業拡大を図る。2008年度には,モータ事業全体の売り上げを現在の20億円から30億円へ拡大させる計画だ。
新製品のうち,コアレス・モータ「SCR」シリーズに追加するのは,直径13.0/17.4/17.5mmの3タイプ4モデルで,定格出力は0.7〜5.8W。従来からの直径12.0/16.0/17.0mmから拡充することで,さらに小型/高性能化が必要とされる分野にも使える。今後はさらに,直径10mm以下の小型タイプや直径22mm以上のタイプのほか,各サイズの長さを短くしたタイプも開発する予定。
磁気式エンコーダ「MR」シリーズは,専用のMRセンサとASICを搭載することで小型化と高性能化を両立したもの。今回,直径13.0mmと16.0mmのモデルを追加する。いずれも3チャンネルを実現した。コアレス・モータにオプションとして装着することで,位置決めや速度,回転方向などを精密に制御できる。
遊星ギヤヘッドについては,新たに「V」シリーズと「R」シリーズを開発した。前者は,部品の焼結化と設計の工夫により,高トルク化と低価格化を実現したもの。ラインアップは,外径とギヤ比がそれぞれ,13.00mmと1/16〜1/425の「IG-13V」,16.0mmと1/19〜1/850の「同16V」,22.0mmと1/4〜1/509の「同22V」。定格トルクは3〜8kg・cm。一方の後者は,精度の高い加工とアセンブリによって低バックラッシ化を実現した。ラインアップは,直径が16.00mmでギヤ比が1/4〜1/2418の「IG-16R」と,直径が22.0mmでギヤ比が1/5〜1/3125の「同22R」。定格トルクは,6kg・cmと10kg・cm。
ギヤヘッドではそのほか,従来モデル「RB-35」を長寿命化した「RB-35V」を開発した。従来は,定格負荷で一定方向に連続駆動すると,油切れとともに焼き付きが発生する恐れがあったが,新製品では3000〜5000時間の駆動を実現している。ギヤ比は1/32〜1/792で,定格トルクは6kg・cm。
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