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ソニーがPS3のコストダウンに着手,「65nm世代の製造技術でCellの量産を開始した」

2007/01/30 19:57
大石 基之=日経エレクトロニクス
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 ソニーは2006年度第3四半期の決算発表で,ゲーム部門の現況と今後の方針を明らかにした。同社のゲーム部門は2006年度第3四半期に542億円の営業損失を計上している。おもな原因は,「プレイステーション3(PS3)」の戦略的な価格設定およびPS3プラットフォームの立ち上げ費用の計上である。しかし,携帯型ゲーム機「PSP」なども減益要因となっている。PSPのハードウエアの2006年度第3四半期における生産出荷台数は176万台と,対前年同期比の622万台から実に72%減らしている。

 ソニーはPS3やPSPのテコ入れ策をこう説明した。まず,PS3については大きく三つの手法でコストダウンを進める。(1)チップ面積の縮小,(2)部品点数の削減,(3)半導体の歩留まり改善である。このうち,(1)についてはマイクロプロセサ「Cell」において既に実行に移している。PS3の販売当初,Cellは90nm世代の半導体プロセスで製造していたが,ここにきて65nm世代の半導体技術を使ってCellの量産を始めたという。「65nm世代の技術を使うことで,90nm世代に比べて,Cellのチップ面積を約40%縮小できる。これによりコストダウンが可能になる。そして,65nm世代のさらに先も検討している」(ソニー)という。

 PSPについては,記者会見場で,「市場撤退は考えていないのか」との厳しい質問が飛んだ。これに対して,ソニーは「市場撤退は全く考えていない。具体的なテコ入れ策を検討しており,然るべき時期に新たなアプリケーションを発表する」と答えた。

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