SanDisk社のブースでは,2007 International CESに合わせて同社が発表した,フラッシュ・メモリを利用する半導体ディスク装置(SSD)の実演を行っていた。ノート・パソコンなどが内蔵する1.8インチ型HDDを置き換えて使うことができる。容量は32Gバイトで,2007年前半の価格は600米ドル程度になる見込みという。

 実演では,SSDを搭載したノート・パソコンと,1.8インチ型HDDを搭載したノート・パソコンを並べて,「Windows Vista」の起動時間を比較していた。ブースで配っていた資料によると,HDDによる起動時間が55秒であるのに対し,SSDを使うと35秒に短縮するという。「Windows XP」の起動時間は,前者が31秒,後者が12秒でその比は大きくなる。ノート・パソコン向けベンチマーク・テストの「MobileMark 2005」を実行している際の消費電力は,SSDが0.15W,HDDが0.3Wで2倍の差があるという。