米Apple, Inc.の2006年10月~12月期決算は,売上高と利益の両方で過去最高を達成した(発表資料)。売上高は前年同期比24%増の71億1500万米ドル,営業利益は同76%増の13億2200万米ドル,純利益は同78%増の10億400万米ドルである。粗利益率は前年同期から4ポイント上昇して31.2%となった。

 パソコン「Macintosh」シリーズの出荷台数は前年同期比28%増の160万6000台だった。前年同期はデスクトップ型がノート型をわずかに上回っていたが,この四半期はノート型の出荷が台数ベースで6割を占めている。地域別には,日本市場で14%出荷を減らしたが,欧州や米国では20%を超える出荷増となった。

 携帯型音楽プレーヤ「iPod」シリーズは同50%増の2106万6000台。金額ベースでは18%の伸びである。「iTunes Store」の売り上げなどを含む関連事業の売上高も約3割の成長を示した。

 2007年1月~3月期については,売上高が48億~49億米ドル,希薄化後の1株当たり利益が0.54~0.56米ドルになると予測している。なお,前年同期の売上高は43億5900万米ドル,希薄化後の1株当たり利益は0.47米ドルだった。

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