英IMS Research社によると,MPEG-4 AVC(H.264)方式で符号化したSDTV映像の再生機能を持つセットトップ・ボックスの出荷数は、H.264方式で符号化したHDTV(high definition television)映像の再生機能を持つセットトップ・ボックスの数をしのぐ見込みだという(発表資料)。

 現在のSDTVのセットトップ・ボックスの市場は,HDTV対応のセットトップ・ボックスの市場のほぼ10倍である。2007年のセットトップ・ボックス出荷数の17%は,H.264の圧縮符号化方式に対応し,それらの製品の3分の2はSDTVのみに対応するセットトップ・ボックスになると予測する。同社によれば,これまでのH.264方式のセットトップ・ボックスの市場は主にHDTV対応だったが,今後5年間の主要な市場はSDTV対応になるという。