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松下電器が中期経営計画を発表,2009年度に売上高10兆円へ

2007/01/10 19:31
赤坂 麻実=Tech-On!
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会見は大阪で行われ,東京のパナソニックビルなどに衛星中継された。「経営計画達成の決め手は,こまかい原価にこだわること」と大坪社長は語る。
 松下電器産業は,2009年度(2009年4月〜2010年3月)に売上高10兆円を目指す中期経営計画を発表した。構造改革を主眼としていた2006年度までの中経に対して,2007〜2009年度の計画では成長戦略を打ち出す。2006年度の業績に対して1兆円以上の増収を目指し,ROE(株主資本比率)は2倍程度となる10%,営業利益率は約3ポイント上昇の8%に目標を定める。

 新しい中期経営計画の名前は「GP3」とした。「Global Progress, Global Profit, Global Panasonic」の3つの意味を込めたという。この名の通り,松下電器は今後の成長の約7割を海外事業で達成する考えだ。2006年度に対し,2009年度には欧米市場で3100億円,アジア市場では3400億円,BRICsやベトナムといった新興市場では2000億円の増収を見込む。

 事業別には今後3年間に,AV事業で7000億円,カー・エレクトロニクス事業で2000億円,半導体・デバイス事業で2400億円(Tech-On!関連記事1),白物家電やオール電化といった「生活快適実現」と呼ぶ事業で4200億円の増収を目標に掲げる。


デバイス事業では市場シェア1位の製品群の売上構成比を現在の40%から2009年度に50%へ引き上げて成長を図る。

 主力のAV事業の柱は,代表取締役社長の大坪文雄氏が「絶対に負けられない。総力を挙げて戦う」と語る薄型テレビ事業。同社は2009年度における37インチ型以上の薄型テレビの需要を5000万台程度とみており,同市場で25%のシェア獲得を目指す。これに向けてPDPの第5工場を兵庫県尼崎市に建設し,2009年度に稼働を始める計画だ(Tech-On!関連記事2)。このほか,デジタル・カメラで市場シェア15%,Blu-ray Disc機器で同35%,HDTV対応のビデオ・カメラで同40%を2009年度の目標に据え,PDPテレビ,液晶テレビと合わせて「重点5商品」として注力する。


AV事業は海外市場を中心に大幅な売り上げ増を狙う。

 記者会見では,2006年末に新聞紙面で売却計画が報じられた子会社の日本ビクターに関する質問が相次いだ。大坪氏は,「私の考えは明確だが,(会社としては)何も決定していない」として,詳細を明らかにしなかった。

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