日亜化学工業は,順方向電流が20mAのときの発光効率が150lm/Wに達する白色発光ダイオード(LED)を開発した。同社が出荷中の品種に比べ,発光効率は1.5倍である。他の光源と発光効率だけに着目して比較すると,演色性を高めた蛍光灯の同90lm/Wに比べて約1.7倍,白熱電球の同13lm/Wの11.5倍であり,最も発光効率が高いとされる高圧ナトリウム灯の132lm/Wをも上回るという。今回の白色LEDは,通常の品種と同じく青色LEDチップとYAG系の黄色蛍光体を組み合わせた。同社の「NICHIARAIKOH」という品種と同じパッケージに封止しており,20mA投入時に9.4lmの光束を取り出せる(色温度が4600Kの場合)。平均演色評価数(Ra)は95。
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