中国製プリント基板の調達代行を手掛けるKFE JAPANと,P板.comを運営するインフローが業務提携を結んだ。インフローがこれまで手掛けていなかったプリント基板の量産品をKFEが納入する。提携内容は両社が今後詰める予定だが,将来的にはインフローの顧客がP板.comの中で設計から量産品の調達までを完結できるようにしたいという。KFEは今回の提携によって顧客数を拡大する考え。

 2007年3月期におけるKFEの連結売上高は111億円の見込み。プリント基板事業でキヤノンを主力取引先としているほか,デジタル家電事業も手掛けている(関連記事)。インフローの連結売上高は2007年3月期に7億円の見込み。

KFE JAPANは中国の基板メーカー20社ほどから,発注者の要望に合った企業を選び製造を委託している。同社は,製造元によって異なるプロセス特性に合わせて設計を調整するといったサービスを提供している。写真は,深セン事業所における調整作業の様子。
KFE JAPANは中国の基板メーカー20社ほどから,発注者の要望に合った企業を選び製造を委託している。同社は,製造元によって異なるプロセス特性に合わせて設計を調整するといったサービスを提供している。写真は,深セン事業所における調整作業の様子。
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