「技術の変化が激しい現在、2~3年で成果を挙げられる応用研究を支援するのも必要だが、その一方で長期的な基礎研究に研究資金を投入し、じっくり成果を待つのも重要である。特に大学では、あまりにも短期的な研究を追求し過ぎると、大学の学問体系が崩れる恐れさえある」。今年3月に京都大学大学院工学研究科教授を定年退官され、財団法人應用科学研究所の理事・主要研究員に就任した長村光造氏はこう語る。
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