2006年の売上高トップ10(売上高の単位は百万米ドル,前年比成長率の単位は%。Infineonの数値はQimonda分を含む) |
メーカー別のランキングでは,米Intel Corp.が15年連続で首位を維持した。ただし,同社は上位5社で唯一,売り上げを減らしている(Tech-On!関連記事1)。CPU分野で米Advanced Micro Devices,Inc.(AMD)にシェアを奪われたことが響いた。
一方,AMDは2005年の14位から順位を上げて9位に入った。同社製CPUが米Dell, Inc.に採用されたことや(同2,同3,同4),画像処理LSIのカナダATI Technologies Inc.を買収したことなどで(同5),大幅な売り上げ増を達成した(同6)。
2005年(左)と2006年(右)の半導体市場シェア |
日本メーカーでは東芝の5位が最高となる。円安の影響でGartnerの米ドル・ベースのランキングでは2005年の4位から順位を下げたものの,NAND型フラッシュ・メモリやイメージ・センサの売り上げが好調に推移している(同7)。ルネサス テクノロジは,SoCや自動車向け半導体の売り上げ増を液晶ドライバICやRF ICの低迷などが相殺し,全体としては減収に終わった(同8)。2005年に8位だったNECエレクトロニクスはトップ10から外れている。