バンダイは,1974年放映の人気アニメ「宇宙戦艦ヤマト」に登場する主役戦艦のプラモデルを発売する(発表資料)。放映当時には「ヤマト」のプラモデルを多数発売したバンダイが,約20年ぶりに投入する新モデルだ。
「1/350スケールプラモデル宇宙戦艦ヤマト」 |
「究極版」と銘打った新製品は1/350スケール。大きさが766mm×220mm(スタンド付属時は340mm)×102mm,重さはスタンドを含めて約1950gと,これまで同社が販売してきた「ヤマト」の中で最大という。同スケールの戦闘機7機と,「沖田十三」や「古代進」といった登場人物のフィギュア12体が付属しており,艦長室や艦橋内部に配置すれば劇中の名シーンを再現できるとの触れ込みだ。
「波動エンジン」を再現 |
放映開始から約30年が過ぎて「究極版」を売り出す背景は,ターゲット層の「余裕」にあるとバンダイは説明する。「当時,夢中で見ていた子どもたちは今,30代~50代の大人になり,時間的にも金銭的にも余裕ができているはず。値の張る品で,組み立てにも10時間ほどかかるので,そうした層にゆっくり楽しんでもらいたい」(バンダイ広報)。
発売予定日は2007年1月27日。全国の模型店や玩具店,百貨店,量販店などで売り出す予定だ。価格は税込みで4万7250円とした。バンダイでは,2008年3月末までに2万個の販売を予定している。