NECは,2006年に入って出荷を始めたデスクトップ・パソコン「VALUESTAR W」と「VALUESTAR GタイプW」に不具合が見つかったと発表した。

 不具合は,電源が入らなくなるというもので,製品の安全に関わるものではないとする。2006年10月29日までにユーザーから3000件の不具合報告が寄せられ,これまでに出荷した約1万8500台を無償修理することに決めた。

 不具合の原因は「当社の設計ミス」(NEC広報)。電源ユニットの内部回路の設計に問題があり,熱の発生によりコンデンサが経時変化し,電源が入らなくなる。採用されている各部品に不具合はないという。NECは電源ユニットを交換することで対応するとしている。