中国Konka Group Co., Ltd.(康佳)のブース
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 2006年10月17日まで中国・深セン市で開催された「China Hi-Tech Fair」を訪れた。企業訪問の合間に訪れたため,展示スペースの半分も見て回ることができなかったが,それでも中国独自の規格に対応した試作機や,台湾Hon Hai Precision Industry Co., Ltd.(通称Foxconnまたは富士康)の展示など,興味深い展示があった。後者については追って報告する。

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深セン会展中心で開催。
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今回は写真中央の1号館と,2号館を中心に見た。
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China Hi-Tech Fairは,電機業界よりもむしろ一般消費者に向けた展示会である。それもあって各ブースのステージでイベントを開催すると,非常に多くの人で賑わっていた。
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四川長虹電器(Changhong)グループの国虹通訊数碼は,中国政府が定めた第3世代移動体通信方式「「TDS-CDMA」対応端末のモックアップを展示。2007年中に発売するという。200万画素のカメラやBluetooth接続機能を備える。対応メモリ・カードはminiSD。<br>なおTDS-CDMAは,中国が自主技術の利用などを狙って定めた規格だが,「最悪の場合,海外企業に売上高の25〜30%を(ライセンス料として)支払わなければならない」(北京の通信コンサルティング企業Norson Telecom社)という。中国企業がTDS-CDMAに関連する特許のうち3〜4割しか保有していないのに対し海外企業,例えばドイツSiemens AGが2割以上を持つためだ。特許料については2006年10月23日付けのShanhai Dailyの報道による。
四川長虹電器(Changhong)グループの国虹通訊数碼は,中国政府が定めた第3世代移動体通信方式「「TDS-CDMA」対応端末のモックアップを展示。2007年中に発売するという。200万画素のカメラやBluetooth接続機能を備える。対応メモリ・カードはminiSD。<br>なおTDS-CDMAは,中国が自主技術の利用などを狙って定めた規格だが,「最悪の場合,海外企業に売上高の25〜30%を(ライセンス料として)支払わなければならない」(北京の通信コンサルティング企業Norson Telecom社)という。中国企業がTDS-CDMAに関連する特許のうち3〜4割しか保有していないのに対し海外企業,例えばドイツSiemens AGが2割以上を持つためだ。特許料については2006年10月23日付けのShanhai Dailyの報道による。
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中国における地上デジタル放送規格「DMB-TH」(GB20600-2006)に対応したテレビをKonka Group Co., Ltd.(康佳)が出展。「放送開始の時期にもよるが,半年〜1年後に発売したい」(説明員)という。テレビ背面に設置した装置からDMB-TH規格に基づく信号を送っていた。同規格は2006年8月に決まったばかり(関連記事:http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060904/120771/)。Konka社は「大学と緊密な関係を生かして先行開発した」(説明員)。DMB-TH対応液晶テレビや,「中国でも用いる」(説明員)デジタル放送規格「DVB-C」対応テレビも同社は展示した。
中国における地上デジタル放送規格「DMB-TH」(GB20600-2006)に対応したテレビをKonka Group Co., Ltd.(康佳)が出展。「放送開始の時期にもよるが,半年〜1年後に発売したい」(説明員)という。テレビ背面に設置した装置からDMB-TH規格に基づく信号を送っていた。同規格は2006年8月に決まったばかり(関連記事:http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060904/120771/)。Konka社は「大学と緊密な関係を生かして先行開発した」(説明員)。DMB-TH対応液晶テレビや,「中国でも用いる」(説明員)デジタル放送規格「DVB-C」対応テレビも同社は展示した。
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Konka社は,通常の2倍に当たる120Hz駆動に対応した液晶テレビも展示。同テレビの中央下部のロゴの下にある凹みは東京のデザイン事務所の発案。同社はこれを「天使之湾造」と呼ぶ。
Konka社は,通常の2倍に当たる120Hz駆動に対応した液晶テレビも展示。同テレビの中央下部のロゴの下にある凹みは東京のデザイン事務所の発案。同社はこれを「天使之湾造」と呼ぶ。
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簡易型カーナビ(PND)を,中国East Sunaton(東方勝通科技)社が展示。同社は,CDMA 2000対応のパソコン用通信カードも手掛けている。このほか香港Skyworthグループの創維汽車電子が,韓国Hyundai Motor社製の自動車をブース内に持ち込んだ上で,車載用液晶モニターを十数種類並べていた。
簡易型カーナビ(PND)を,中国East Sunaton(東方勝通科技)社が展示。同社は,CDMA 2000対応のパソコン用通信カードも手掛けている。このほか香港Skyworthグループの創維汽車電子が,韓国Hyundai Motor社製の自動車をブース内に持ち込んだ上で,車載用液晶モニターを十数種類並べていた。
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Konkaグループの康佳汽車電子は,電子制御式燃料噴射システムを展示。同社は現在の米Freescale社を含む米Motorola, Inc.出身者が多く,そのうち半数が3年以上燃料噴射システムに携わった経験を有するという。
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ムラタセイサク君(中国名:村田頑童)もいた。日本同様中国でも関心を集め,開催初日から3日間で1万人近くに,このロボットの資料を配ったという。2006年のCEATECで公開した機種よりも一世代前の機種を公開していた。
ムラタセイサク君(中国名:村田頑童)もいた。日本同様中国でも関心を集め,開催初日から3日間で1万人近くに,このロボットの資料を配ったという。2006年のCEATECで公開した機種よりも一世代前の機種を公開していた。
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