任天堂は,2006年度中間期(2006年4月~9月)の業績予想を修正した。売上高は2006年7月に発表した2500億円に対して2900億円,純利益は270億円に対して500億円と大幅な上方修正となった。「ニンテンドーDS」の本体および対応ソフトウエアの売り上げが好調に推移していること,為替が円安に振れて為替差益が発生していることが修正の理由という。

 さらに同社は「Wii」の販売価格と製品構成が決まったことを受けて,通期(2006年4月~2007年3月)の業績予想についても見直しを行った(Tech-On!関連記事1)。売上高は6400億円から7400億円へ,純利益は830億円から1000億円へ,2006年7月に続いて2度目の上方修正となった(Tech-On!関連記事2)

DSは年間2000万台へ

 ニンテンドーDSの人気は衰えを知らない。220万台/月の生産体制を整えてなお,市場には品不足感が続いているのが現状だ。任天堂は2006年7月に1700万台とみていた通期の販売台数を2000万台へ修正。対応ソフトウエアも7500万本から8200万本へ上乗せした。