【CEATECプレビュー】村田製作所,Liイオン2次電池事業に参入へ
村田製作所は,高出力用途のLiイオン2次電池事業に参入することを2006年9月19日に明らかにした。同社は,Liイオン2次電池事業を早期に立ち上げるため,エナックスおよび大研化学工業と包括的業務提携を行い,研究開発や量産体制の構築を目指すとしている。さらに,村田製作所はエナックスが保有するLiイオン2次電池に関する既存技術の供与を受けることで合意した。
エナックスは,ラミネート型Liイオン2次電池を手掛けてきたベンチャー。村田製作所ではエナックスの電池設計および生産技術を導入し,高性能で安定した品質の製品を大量生産する技術を構築したいとしている。
一方,電子材料メーカーである大研化学工業は,1999年に村田製作所から電極材料の技術供与を受けていたが,より性能の高い改良品を開発したことから,今回の提携に至ったという。
開発した電池は,正極材料にLiMn2O4(マンガン酸リチウム)を利用したラミネート型Liイオン2次電池。村田製作所では,主力製品である積層セラミック・コンデンサで確立している塗工技術をLiイオン2次電池の電極材料の品質向上にも生かせるとしている。しかも,電池の内部構造は積層セラミック・コンデンサと同じく積層構造となっているため,高速で電極を積層する生産技術が活用できるという。
同社では2007年3月までにエナックスからの技術導入を完了し,2007年度にサンプル出荷を開始したいとしている。なお,2006年10月3日から幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2006」に開発したLiイオン2次電池を出展する予定。












