Blu-ray Disc陣営は,2006年8月29日時点でBlu-ray Discタイトル75品の発売が決まったと発表した(図1)。今回の発表会は,15社のタイトル・メーカーと5社のハードウエア・メーカーが共同企画したもので,会場ではBlu-ray Discタイトルの一部が上映されたほか,プレーヤーなどの試作品を各社が展示した(図2)。
タイトルは2006年11月から順次発売を開始し,まずは単層の25Gバイト品を使うことになるが,年内には2層の50Gバイト品を利用するタイトル・メーカーが出てくるとのこと。年末商戦に合わせてハードウエア・メーカーから今後,プレーヤーなどの新製品の発表が相次ぐことになるとしている。
価格は5000円以下が主流
主なタイトル・メーカーの今後の発売計画は以下の通り。ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントは11月にまず12タイトルを発売し,2007年3月末までには約40タイトルを用意する予定。価格は各4980円(税込み)となる。
ワーナー・ホーム・ビデオは11月3日に4タイトルを,11月23日に10タイトルを各3980円(税込み)で発売し,今後の新作についてもDVDと同時発売で各4980円で販売する計画としている。
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメントは,まず11月8日に4タイトル,12月6日に6タイトル,12月20日に2タイトルと年内に12タイトルを発売する。価格は4935円(税込み)となる。
このほか,パラマウントホーム エンタテインメント ジャパンは,発売日や価格は決まっていないが7タイトル以上を発売する。20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパンは2006年9月1日に日本国内で発売するタイトルの詳細を公表するとしている。
試作品がずらり
会場には,ソニーやパイオニア,日立製作所,松下電器産業といったハードウエア・メーカーがBlu-ray Discプレーヤーなどを展示していた。ソニーは,プレーヤー以外にもデスクトップ・パソコンやノート・パソコンのほか,プレイ ステーション3を参考出品した(図3,4,5)。
パイオニアは,米国で今秋に発売する予定のプレーヤー「BDP-HD1」を展示したほか(図6),日立製作所と松下電器産業はプレーヤーの試作品とパソコン内蔵型のBlu-ray Disc装置を出品していた(図7,8)。