警視庁公安部は2006年8月25日,軍事転用可能な3次元測定機を無許可で輸出していたとして,ミツトヨ社長の手塚和作容疑者ら5人を外為法違反の容疑で逮捕した。公安部は引き続き経緯を追及している。

 公安部の発表によれば,手塚社長らは2001年,経済産業省への輸出許可申請が必要な3次元測定機を低性能であるかのように偽装し,2台をマレーシアの現地法人に輸出。そのうち1台は,国際原子力機関(IAEA)が2003~2004年に行った査察によってリビアの核関連施設で見つかっていたという。