デル(本社川崎市)は2006年8月15日,ノートパソコン用2次電池の一部を無償交換すると発表した。これらは,まれにではあるが,使用中に発火する恐れがあるという。回収の対象となるのはソニー製のLiイオン2次電池で,2004年4月1日~2006年7月18日にデルが日本国内で販売したノートパソコンに搭載したもの。さらに同期間中,米Dell社やデルは,サポート用の保守パーツや純正パーツとしてもこのバッテリを販売しており,全世界での合計は約410万個に上る。

 当該のノートパソコンは,以下の通り。
・「Latitude D410」「同 D500」「同 D505」「同 D510」「同 D520」「同 D600」「同 D610」「同 D620」「同 D800」「同 D810」
・「Inspiron 500m」「同 510m」「同 600m」「同 700m」「同 710m」「同 6000」「同 6400」「同 8500」「同 8600」「同 9100」「同 9200」「同 9300」「同 9400」「同 E1505」「同 E1705」
・「Dell Precision M20」「M60」「M70」「M90」
・「XPS Gen2」「同 M170」「同 M1710」
バッテリ本体には,「Dell」,「Made in Japan」,「Made in China」,「Cells Made in Japan, Assembled in China」のいずれかが印字されている。

 バッテリの交換については,専用ホームページ(http://www.dellbatteryprogram.com/)もしくは,電話(0120-198-437)で受け付けている。