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【DAC 2006】「複雑なOPCにも負けない」,TOOLがOASIS機能を強化

2006/08/09 09:30
小島 郁太郎=日経マイクロデバイス
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自社ブースの前に立つ本垰秀昭氏(中央) 日経マイクロデバイスが撮影。
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粗密計算機能とその結果をグラフィカル表示する機能 TOOLのデータ。
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 マスク・レイアウト・ビューワ「LAVIS」を開発・提供するTOOLは,米国San Franciscoで開催された「43rd Design Automation Conference(DAC 2006)」に出展した。DACには4年連続しての出展になる。昨年までは米国代理店の共同ブースに出展していたが,今回は自社のブースを構えた。

 4年目となりDACでの知名度が上がったためだろう,今年は同社のブースを訪れる他のEDAベンダーが目に付いた。今年のDACの展示会では「DFM」が大きなテーマで(Tech-On!関連記事),日本市場への本格参入を狙うEDAベンダーも多い。そうしたベンダーから見たときに,潜在ユーザーの目に直接触れるマスク・レイアウト・ビューワを提供するTOOLは,「お近づきになりたい」同業者と言える。

OASISデータを4〜5倍高速処理

 TOOLは今回のDACで,看板製品のLAVISの機能強化を明らかにしている。特に,ストリーム・データの次期業界標準と言われている「OASIS」関係の機能拡充に力を入れた。プロセス微細化でOPC(optical proximity correction)は複雑にならざるを得ず,現行のGDS-IIからOASISへの移行はそう遠くない将来に起こると見られる。「まだ製品設計で運用している例はないが,OASIS関係の引き合いがかなり増えてきた」(TOOL代表取締役社長の本垰秀昭氏)。

 同社以外にもOASIS関係のツールを扱うEDAベンダーは複数あるが,「大半はOASISとGDS-II間のコンバータに留まっている。データの操作はGDS-IIのままである。一方,当社のLAVISはOASISデータそのものを直接操作できる。例えば,OASISデータの階層展開やレイヤー抽出が可能となっている」(本垰氏)。

 TOOLはOASISでの優位性を維持しようと,OASISデータの処理性能を従来製品の4〜5倍に高速化した。GDS-II換算で1Gバイト相当のOASISデータの処理に,従来製品は40秒かかっていたが,今回の機能強化で10秒に短縮したという。

 GDS-IIのデータ処理も高速化した。例えば1GバイトのGDS-IIデータを処理するのに,従来の30秒から今回は15秒に短縮したという。さらに,今回,パターンの粗密を計算する機能を新規に搭載した。GDS-II,EB,EBジョブ・データを入力して,この粗密計算機能が使える。

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