東レ・ダウコーニング、自動車向け事業が拡大
東レ・ダウコーニングは2006年7月28日、記者説明会を開き、シリコーン(有機ケイ素)の自動車向け事業が拡大していることを明らかにした。同社の2005年の売上高597億5500万円のうち、自動車向けは約1/4に上り、「全体の売上高を伸ばしていくが、将来的には自動車向けを1/3程度にしたい」(伊勢村美治社長)とした。
同社は2005年4月に東レ・ダウコーニング・シリコーンとダウコーニングアジアの統合会社としてスタートした。自動車向けの売上高は、2003年に120%、2005年には220%と大幅に伸びている(東レ・ダウコーニング・シリコーンの2001年を100%にした場合)。2005年の急激な伸びは、事業統合によって、二硫化モリブデンやシリコーンを使った特殊潤滑剤やウレタン成形時の整泡剤(気泡の大きさを均一化する材料)が商品ラインアップに加わったことが大きいが、今後も電子化の進展によりさらに成長が見込めるとする。
自動車分野では今後、安全・環境・品質向上に関連して取り組んでいき、特に高機能タイヤやハイブリッド車、LEDランプ、多機能ヘッドランプへの適用を進めていく。
タイヤにおいては、ゴムのポリマーと反応して特性を改良する有機変性シリコーンオイル、特殊なフィラーと組み合わせてゴム物性や作業性を改善する材料を提案している。また、ハイブリッド車向けではECU(電子制御ユニット)やインバータ、高電圧リレーの封止剤を、LEDヘッドランプでは封止剤やレンズ、多機能ヘッドランプでは特殊潤滑剤を提案していく。












