米Motorola, Inc.は,2006年第2四半期(4月~6月)の売上高が過去最高の108億8000万米ドルに達したと発表した(発表資料)。前年同期から29%の大幅な成長を遂げている。携帯電話機の出荷台数も同じく過去最高,対前年同期比53%増の5190万台となり,市場シェアは前年同期から4.3ポイント上昇して約22%と推計される。

 Mobile Devices Segmentの売上高は対前年同期比46%増の71億4000万米ドル,営業利益は同62%増の7億9900万米ドルだった。市場シェアは北米,南米で首位,西欧や北アジア,新興市場(中東アフリカ,インド,東南アジア)で2位を維持するとともに,中国では前年同期から8.9ポイントの拡大を達成,同市場におけるシェアを20%とした。

 社内の売上比率は低いものの,Connected Home Solutions Segmentも売上高が対前年同期比8%増の8億300万米ドル,営業利益が同70%増の5600万米ドルと好調だ。セットトップ・ボックスの四半期出荷台数が過去最高の240万台に達している。

 第3四半期(7月~9月)の売上高は,109億~111億米ドル程度を見込んでいる。前年同期からは20~23%の増収となり,2四半期続けて過去最高を更新する見通しだ。

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