STARCの「STARCAD-21」,ケイレックス経由で市場に
ケイレックス・テクノロジーは,半導体理工学研究センター(STARC)と業務提携を行い,STARCが開発したLSI設計メソドロジ「STARCAD-21」の販売と技術サポートを開始すると,発表した(ニュース・リリース)。ケイレックスは,主にLSI設計向けのEDAシステムの整備やサポートを手がける企業である(Tech-On!関連記事)。
STARCAD-21の開発は2006年3月に完了し,その成果の株主11社への技術移管も済んでいる。今回ケイレックスは,株主11社以外の半導体メーカーやセット・メーカー,デザイン・ハウス,大学などを狙い,開発成果の設計キットやそれに対する技術サポートを有償で提供する。
STARCAD-21は2004年に基本設計メソドロジのV1.0を確立して以来,徐々に機能を拡大してきた。今回,ケイレックスが取り扱うのはV2.5までの範囲で,「半年後には最終版のV3.0まで含んだ全範囲をサポート可能にする」(ケイレックス,代表取締役社長,小篠隆宏氏)。
ケイレックスが提供するのは,「設計フロー・キット」,「サインオフ基準作成キット」,「ライブラリ作成キット」,「EDAツール評価用キット」などである。ケイレックスは米Cadence Design Systems, Inc.の製品をベースにしたフローの「ZDフロー」と米Synopsys, Inc.製品をベースにした「Pegasフロー」の双方を扱う。
フロー全体のサポートは1億円と高価だが,一部分のみのサポートも行い,1000万円程度の契約もあると小篠氏は見込んでいる。なお,ユーザーはSTARCAD-21そのものに対する契約はSTARCと結び,サポートなどの技術支援契約をケイレックスと締結,有償でサービスなどを享受することになる。













