YRPユビキタス・ネットワーキング研究所と日立製作所 中央研究所は,インパルス方式のUWBを使って通信する超小型の無線タグ「UWB Dice」を共同開発した。UWB Diceは1辺1cmの立方体ケースの中に,制御用のマイコンとUWBのRFチップを載せた1cm角のメイン基板,アンテナ基板,ボタン電池が収まる。使う周波数は4.1GHz,帯域幅は1.4GHz。2nsのパルスを30ns間隔で送信する。通信速度は250k~10Mビット/秒。250kビット/秒動作時で30mの通信距離を確保する。消費電力は送信時19mA,待機時1.0μAで,5分に1回送信するモードなら,150mAhのボタン電池で9年間利用できる。パルスの到達時間差を測定することで,タグの位置を30cmの精度で特定も可能だ。
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