三洋電機は半導体事業を分社化し,三洋半導体を設立したと発表した。資本金は50億円で,従業員数は2300人。主要な連結対象会社として,三洋半導体製造,関東三洋セミコンダクターズ,三洋セミコンデバイスなどがある。2006年3月期の連結売上高は1935億円となる。本店所在地は,群馬県邑楽郡大泉町坂田一丁目1番1号となる。

 三洋電機は構造改革を進めており,2004年10月の新潟県中越地震で被災し,業績が悪化している半導体事業についても独立採算を目指すため,分社化に踏み切ったとしている。三洋半導体は,2005年7月に三洋電機 半導体カンパニーの社長に就いた田端輝夫氏が代表取締役社長となり指揮することになる。