WiBroによるテレビ電話を利用するKT社取締役会議長のユン ゾングロ氏。WiBro商用化と合わせて発表した同社の次世代ネットワーク「BcN(broadband convergence network)」の開通式でデモを披露した。
WiBroによるテレビ電話を利用するKT社取締役会議長のユン ゾングロ氏。WiBro商用化と合わせて発表した同社の次世代ネットワーク「BcN(broadband convergence network)」の開通式でデモを披露した。
[画像のクリックで拡大表示]

 韓国の通信事業者KT Corp.は,広域無線アクセス・システムの商用サービス「KT WiBro」を2006年6月末に始めると発表した(発表資料)。WiBroは,モバイルWiMAXの韓国版サービス。同社は以前から同サービスを6月中に始める計画を示していたが,6月になってもサービス開始の発表をせず,モバイルWiMAX関連の無線機器ベンダーの中には「WiMAX Forumが機器の認定を始める2006年11月まで遅れるのではないか」という声も出ていた。

 同社は4月に始めたモニター向けの試験サービスを5月31日に終了。現在はモニターからの意見を収集して商用サービスの料金体系などを決めている最中だという。

 ただし,当初のサービス・エリアは非常に限定的で,試験サービスと同じソウル市のごく一部とソウル近郊の京畿道城南市盆唐地区などである。