インテルとビットワレット,マイクロソフトの3社は電子商取引の発展・普及を目指した「スマートデジタルライフ推進プロジェクト」を共同で推進すると発表した。具体的には,非接触ICカードの「FeliCa」を用いて,パソコンなどの情報端末を介した個人認証や電子マネーによる決済を活発にすることを狙う。

 プロジェクトが掲げる目標は三つある。「FeliCa対応のオンライン・サービスを現在の1400サイトから約3000サイトに増やすこと」,「FeliCa対応のリーダー/ライターを搭載するパソコンおよび外付けのリーダー/ライターの年間出荷台数を現在の100万台から300万台に増やすこと」,「FeliCaを使った電子決済のオンライン取引高を現在の2倍に増やすこと」である。

 このプロジェクトには,アマゾンジャパンやオリコン,ソニー,ドワンゴなど機器メーカーやコンテンツ・プロバイダなど35の企業が賛同している。なお,同プロジェクトにおけるインテルやビットワレット,マイクロソフト3社の具体的な役割については言及されなかった。