太陽電池の市場規模は2011年度に2005年度の1.7倍へ---富士経済の調査より

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2006/06/08 15:53
赤坂 麻実=Tech-On!

 市場調査を手掛ける富士経済(東京都中央区)は,太陽電池などの自然エネルギー・システムやパワー・エレクトロニクスなど,電力・エネルギー関連の56品目について市場調査を実施した。これによれば,自然エネルギー・システムの市場規模は,2005年度で約1382億円の見込み。このうち約80%を太陽電池(単結晶Si太陽電池,多結晶Si太陽電池,薄膜型Si太陽電池)が占めている。Siの安定供給に問題を抱えてはいるものの,メーカー各社は大規模な設備投資を計画している。量産効果から低コスト化も見込めることから,今後も多結晶Si系を中心に順調に成長を続け,2011年度には太陽電池の市場は1955億円に達すると予測される。

 富士経済が「電力貯蔵・電源品質対策機器」と分類する対象15品目の市場規模は,2005年度で約1700億円である。現在はPb蓄電池が75%程度を占めているが,今後はNAS(ナトリウム硫黄)電池やLiイオン電池,電気2重層キャパシタなどが成長するとみられる。自動車や電力貯蔵向けの大型Liイオン電池は,2008年度にハイブリッド自動車「プリウス」に採用される予定で,市場の立ち上がりが予測され,2011年度には870億円の市場を形成すると見込み。電気2重層キャパシタは従来の玩具用や補助電源から自動車用やプロジェクタ用など用途が拡大している。電気2重層キャパシタ市場は2005年度の60億円から2011年度には150億円へ拡大する見通しだ。

 パワー・エレクトロニクス(対象16品目)の2005年度の市場は約3046億円で,変圧器関連機器が約30%を占めている。非SF6ガス化絶縁開閉装置は今後,環境性のアピールにより大幅に需要が増し,2011年度には2005年度の5倍近い市場になる見込みだ。太陽電池用パワー・コンディショナも太陽電池の市場拡大にあわせて拡大し,2005年度の224億円から2011年度には510億円の市場に達するとみられる。