展示された「GW1」はニュース・サイトの画面を表示していたものの,ボタンを押しても反応しなかった。外形寸法は106mm×44mm×18mm。2次電池の容量は1000mAh。GSMと無線LANは同時に待ち受けできるが,利用可能時間が異なる。待ち受け時間はGSM利用時に170時間,無線LANを介しIP電話を使ったとき50時間。
展示された「GW1」はニュース・サイトの画面を表示していたものの,ボタンを押しても反応しなかった。外形寸法は106mm×44mm×18mm。2次電池の容量は1000mAh。GSMと無線LANは同時に待ち受けできるが,利用可能時間が異なる。待ち受け時間はGSM利用時に170時間,無線LANを介しIP電話を使ったとき50時間。
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Wistron NeWeb社はCDMA800と同1900,IEEE802.11bに対応した「CW1」のサンプル出荷を始めている。量産出荷の開始予定は2006年第3四半期。欧州と米国市場に向ける。
Wistron NeWeb社はCDMA800と同1900,IEEE802.11bに対応した「CW1」のサンプル出荷を始めている。量産出荷の開始予定は2006年第3四半期。欧州と米国市場に向ける。
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こちらはGPRSとPHSのデュアル機。Bluetoothに対応し,FMラジオ・チューナを内蔵する。MiniSDカードも使え,MP3形式の音楽ファイルを再生できる。
こちらはGPRSとPHSのデュアル機。Bluetoothに対応し,FMラジオ・チューナを内蔵する。MiniSDカードも使え,MP3形式の音楽ファイルを再生できる。
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 台湾Wistron NeWeb Corp.は,GSMとIEEE802.11bのデュアル・モード機「GW1」を「COMPUTEX TAIPEI2006」に出展した。こうした機種の公表は世界初という。同社は携帯電話機メーカーなどとODM契約を締結し,2006年中に欧州市場に向けて量産出荷する考えだ。

 今回のGW1は「自社開発品で,製造も自社グループの工場で行う」(説明員)。同社はAcerグループに属する台湾Wistron Corp.の関連企業。Wistron社のノート・パソコン用製造ラインを,携帯電話機向けに転用する。ODM納入価格の目安は明かさなかったが,「3G端末ではないから,そこそこの値段に抑える必要があるだろう」(説明員)とした。

 OSには「Mobile-Linux」を使うという。このOSを開発した組織やバージョンは確認できなかった。MP3形式の音楽ファイルの再生機能や,インスタント・メッセンジャー機能,Javaのアプリケーション・ソフトウエアの実行環境も備える。

 Wistron NeWeb社は,「2006年中にW-CDMAとIEEE802.11bのデュアル・モード機の量産出荷を始められるように準備中」(説明員)である。