【SID】ブリヂストン,4096色表示の電子ペーパーを初めて披露
ブリヂストンは,4096色表示のカラー電子ペーパーを展示した。「電子粉流体」を用いる同社の電子ペーパー技術をベースに,カラー・フィルタを組み合わせてカラー化した。画面寸法は8.1型,画素数は480×384である。同社はこれまで,「赤色と白色」や「黄色と黒色」といった2色表示品はさまざまな展示会で披露してきたが,フル・カラー表示品は初めての展示となる。
カラー・フィルタは,RGBの3色にW(白色)を加えた「RGBW型」を採用した。明るさを確保するためである。しかしそうした対策を施しても,カラー・フィルタによる明るさの大幅な低減は避けられない。「従来の白黒表示品に比べると明るさは確かに不十分ではあるが,この画質がどう評価されるか確認したい」(同社の説明員)。カラー・フィルタを用いる同様の手法でカラー化した電子ペーパーの例としては,米E Ink Corp.と凸版印刷の共同開発品がある(Tech-On!関連記事1)。
ブリヂストンが開発する白黒表示の電子ペーパーは,日立製作所が同社の汎用ディスプレイ製品に搭載し,2006年5月に実用化した(Tech-On!関連記事2)。日立製作所は今後,カラー表示品についてもブリヂストンの電子ペーパー技術を基に実用化する意向を示しており,今回の展示品はこうした要求に沿って開発されたものとみられる。
















